「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い!」をかかげ、みんなの力で海をキレイにする活動を続けるNPO法人海さくら。エシカルSTORY代表の木村が海さくら主催のゴミ拾いに参加してきました。
NPO法人海さくらは「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い!」というスローガンをかかげて、江の島の海岸で20年近くゴミ拾い活動を続けています。
はじめは、現理事長の古澤純一郎さんが一人ではじめたゴミ拾い。しかし、海のゴミはどんどんやってきます。そこで、みんなの力を集めようと法人化し、「海さくら」を立ち上げ、楽しいイベントや仕掛けを次々に考え出しました。ゴミ拾いは毎月開催され、今では200回を超えます。
そこで、2024年7月15日の「海の日」に合わせて開催された「BLUE SANTAゴミ拾い」に、エシカルSTORY代表の木村が参加してきました!。体験レポートをお送りします。
* BLUE SANTAは海さくらと日本財団の共催です。
この日の参加者は1800人。木村も受付を済ませ、トングとゴミ袋を受け取って開会式へ。俳優・歌手・タレントとして活躍されるつるの剛士さんや藤沢市長も登壇。スヌーピーがステージに上がり、手話通訳もおこなわれていました。
青いトングと燃えるゴミの袋、燃えないゴミの袋。この3つを持って約1時間、海岸のゴミ拾いをします。主催側がこのセットを用意してくれるので、参加者は手ぶらで行けます。
実際にゴミ拾いをやってみて気がついたのは、貝殻や枝や葉っぱをプラスチックごみに見まちがえることがある、ということでした。貝殻や小さな枝や葉なら、自然のものだから拾わなくてよいはずです。
会場には、海洋戦士シーセーバーもいました。江の島のご当地ヒーローで、海さくらが生み出したキャラクターです。
海岸でゴミ拾いをするというと、「海から来たゴミ」や「海岸で捨てられたゴミ」を集めるのだと思われそうです。しかし、実は海のゴミの約7〜8割は川・街から来ています。江の島の海には、境川・引地川・相模川の3つの川が流れ込んでおり、上流にある市街地のゴミが川により、海まで流れ着いています。
このように海洋プラスチック問題は陸地やまち、都市の問題という側面も大きいのです。
ですから、海のゴミを拾うだけでは、海はキレイになりません。そこで、海さくらでは街でのゴミ拾いも主催したり、応援したりしています。さらに、環境イベント・団体を紹介するポータルサイト BLUE SHIP も運営しています。ここで、自分の家や職場の近くのゴミ拾い活動を検索し、見つけることができます。
海さくらは、みんなの力で海をキレイにして、子どもたちにキレイな海を受け渡すために活動し続けています。みなさんもチャンスがあったら、ゴミ拾いに参加してみませんか。
▶ 次回のゴミ拾い
「どすこいビーチクリーン」
2024年8月17日(土)10:00〜11:30
片瀬東浜交差点の目の前のビーチ
大嶽(おおたけ)部屋所属のお相撲さんたちと一緒にビーチクリーンを実施し、子どもたちが裸足で走り回れる安全なビーチを目指します。
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取材・撮影・文:木村洋平
写真提供:NPO法人海さくら
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