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脱炭素社会に向けて「カーボンフットプリント」を表示しよう(オールバーズの物語)

「ビジネスの力で、気候変動を逆転させる」を理念としてかかげるオールバーズ(Allbirds)は、「カーボンフットプリント」の表示と普及に本気で取り組んでいます。

オールバーズ(Allbirds 本社:米サンフランシスコ)は、シューズを中心に展開するライフスタイルブランドです。日本には2020年1月に上陸し、原宿・丸の内・大阪に直営店があり、さらにオンラインストアがあります。

快適な履き心地のシューズが世界的に人気であるだけでなく、創業当初からサステナビリティを事業の核にする企業として知られています。

今、オールバーズは「ビジネスの力で、気候変動を逆転させる」という理念を掲げ、その重要な手段として「カーボンフットプリント」の表示を世界中に広めようとしています。


気候変動はカーボンによって起こる

カーボンフットプリントの表示は、気候変動への対策です。

気候変動は、大気中の二酸化炭素が増えることによって地球が温暖化し、気候が大きく乱れることを言います。単に平均気温が上がって「暑くなる」だけでなく、気候の全体が乱れて、世界各地で洪水や干ばつ、暴風雨が多発するといった問題が起きています。

日本でも「異常気象」という言葉を毎年聞きます。実際に、豪雨や台風、猛暑による被害が大きくなったほか、「春や秋が短くなったと感じる」「季節外れの花が咲いた」といった変化もあります。

さて、気候変動に対して私たちはどうすればよいでしょうか。その答えは「カーボン」を減らすことです。

「カーボン」は「炭素」を意味する言葉で、主に「二酸化炭素」を指します。さらに二酸化炭素だけでなく、メタンや一酸化二窒素などの温室効果ガスをまとめて「カーボン」と呼びます。

こうしたカーボンが増えて気候変動が起きているのですから、カーボンを減らすことが気候変動の緩和と逆転につながります。


カーボンの量を表示しよう

カーボンフットプリントのラベル

オールバーズは、製品のひとつひとつに「カーボンの量」を表示しています。その製品を作って、使い切るまでに大気中に放出されるカーボンの量を数値化し、消費者がわかるようにラベルにして貼っています。

これが「カーボンフットプリント」です。

つまり、カーボンフットプリントとは「製品やサービスが作られ、使われる全過程で排出されるカーボンの総量」です。単位は kg(キログラム)やt(トン)にCO2eを付けて表されます。

カーボンフットプリントの例を見てみましょう。

  • ごはんのレトルトパック:500g CO2e
  • 靴一足:14kg CO2e
  • 東京〜ニューヨークの往復(飛行機):1.4t CO2e

このように、生活のなかで使用するカーボンの量をわかりやすく示せます。つまり、カーボンフットプリントは「気候変動に対する負荷」を数字で表したものと言えます。

ふだん私たちが買い物をしていて「家計が赤字になった」と思ったら、家計簿をつけるためにレシートをチェックするでしょう。また、「体重が増えすぎた」と思ったら、料理や食品ごとのカロリーをチェックするでしょう。

同じように「気候変動を止めたい」と思ったら、製品やサービスごとのカーボンフットプリントをチェックすればよいのです。

* なお、CO2eはCO2 equivalent のことで「二酸化炭素に換算すると」という意味です。メタンや一酸化二窒素などもまとめて「二酸化炭素でいうと〇〇kgに相当する」と考えるわけです。


カーボンフットプリントはどう計算するの?

では、カーボンフットプリントはどのように計算されているのでしょうか。オールバーズの代表的なシューズである「ウールランナー」を例にとります。

オールバーズのカーボンフットプリント一覧
素材5.9 kg CO2e
製造0.9 kg CO2e
輸送1.9 kg CO2e
使用0.1 kg CO2e
廃棄0.7 kg CO2e
9.5kg CO2e
各過程のカーボンフットプリント

ウールランナーのカーボンフットプリントを過程ごとに見ると

1.素材は、羊毛(メリノウール)やサトウキビを生産するための畜産・農業で出るカーボン
2.製造は、縫製し、靴を組み立てる工場で出るカーボン
3.輸送は、主に海上輸送で工場からお店に靴を届ける時に出るカーボン
4.使用は、消費者が買ったあと、洗濯機で靴を洗う時に出るカーボン
5.廃棄は、埋め立てや焼却の時に出るカーボン

というように考えられます。

現在のアパレル業界でシューズ一足のカーボンフットプリントは、平均 14.1kg CO2eです。それに対して、オールバーズの平均は 9.6kg CO2eであり、30%以上低くなっています。

オールバーズでは、シューズの素材にユーカリやサトウキビといった植物素材を使うことで、従来の石油由来の素材より、低い炭素量でシューズを生産できるからです。


「カーボンフットプリント」の表示を増やそう

このように、気候変動に対する負荷を数字で表せる「カーボンフットプリント」。しかし、残念ながら日本ではまだまったく一般的ではありません。

今、世界がカーボンを排出しない「脱炭素社会」に向かっていく中で、私たちも新しいライフスタイルを考える必要があります。

オールバーズは2020年4月からすべての製品にカーボンフットプリントを表示しています。

脱炭素社会では、ふだんの生活で「コスパ」や「カロリー」を考えるのと同じように、「カーボンフットプリント」を意識することになるでしょう。

この点、日本政府は2050年にカーボンニュートラル(カーボンの排出と吸収が、差し引きゼロになること)を達成することを宣言していますが、オールバーズは2030年に自社でカーボンニュートラルを達成すると宣言しています。

日本全体よりも20年早く、カーボンニュートラルを達成する計画を持つオールバーズは、すでに新しい仕事や生活のスタイルを模索しています。カーボンフットプリントを見ながら買い物ができる体験もその一つです。

私たちも脱炭素社会に合った新しいライフスタイルに向かっていけるとよいでしょう。


オールバーズ店舗
原宿:東京都渋谷区神宮前1丁目14-34
丸の内:千代田区丸の内3丁目4−1 新国際ビル 1F 
大阪:大阪府大阪市北区大深町4−20 グランフロント大阪 南館 5F 

オンラインショップ:https://www.allbirds.jp/


取材/文:木村洋平
画像提供:オールバーズ合同会社


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