毎日の歯磨きをエシカルに。竹歯ブラシのすすめ

「竹歯ブラシ」は持ち手がプラスチックではなく、竹素材です。竹は土に還るので、環境に優しい製品と言えます。

毎日の習慣、歯磨き。そんな歯磨きをもう少しエシカルにしてみませんか?

竹歯ブラシを知っていますか?

竹歯ブラシは名前のとおり、竹でできた歯ブラシです。プラスチックフリーやゼロウェイストの商品として、少しずつ認知されてきた竹歯ブラシ。地球に優しいだけでなく触り心地の良さが魅力です。

*「プラスチックフリー」はプラスチックを使わない製品のこと。「ゼロウェイスト」は「ごみが出ない」という意味。ここでは、竹製品はコンポストで堆肥化できることを指しています。

今回は竹歯ブラシのメリットやおすすめの竹歯ブラシご紹介します。


竹歯ブラシのうれしい3つの魅力

竹歯ブラシには、いろいろな魅力があります。

1.地球に優しい(土に還る)

世界中で1年間に捨てられる歯ブラシは約36億本と言われています。世界人口が増加し続けているので、歯ブラシの廃棄量も増えることが予想されます。

世界中で問題になっている海洋プラスチックゴミのうち、約1%を歯ブラシが占めているというデータもあります。

竹歯ブラシの持ち手部分は「竹」なので、塗装や他の成分が混ざっていなければ、コンポストすることも出来ます。

*「コンポスト」は微生物によって生ゴミなどを分解させて堆肥にする処理方法です。

また多くの竹歯ブラシは紙で包装されているものがほとんどなので、過剰包装やプラスチック包装をしないように配慮されています。

2.「竹害」被害の対策になるかも

竹の生息が多い日本ならではの「竹害」をご存じでしょうか。竹歯ブラシがそんな竹害の解決策になるかもしれません。

竹害とは、かつて竹やたけのこ採集のために栽培されてきた竹林が、プラスチックなどの代用品の影響で放置されることになった結果、近隣の敷地まで広がったり、他の植物に影響を及ぼすこと。

全国の県や自治体で竹害の被害が報告されています。

悪く言われがちの竹ですが、その成長力は資源として無限の可能性があるとも言われています。竹歯ブラシなどの竹製品がもっと広まることで、竹害だけでなく将来の資源不足の一解決策ともなるでしょう。

3.竹には抗菌作用があるので、衛生的

竹には抗菌作用があるのをご存知ですか?

昔の人は竹かごを使用していましたが、それは丈夫さだけでなく抗菌作用により食品の衛星が保たれるという理由があります。竹の皮でおむすびを包んだり、笹寿司、笹かまぼこもそうですね。

抗菌作用だけでなく抗酸化性、殺菌作用や防腐作用もあるので、衛生的だと言えるでしょう。

ただし、竹歯ブラシは過度に濡れた状態で長時間保管するとカビが生えてしまいます。使った後は水気を切って、風通しの良い場所に置いてください。


おすすめの竹歯ブラシはこれ!

おすすめの歯ブラシを2点、ご紹介します。
どちらもインターネットで購入できます。

Two Tree の竹歯ブラシ

持ち手部分にオーガニックバンブーを100%使用した竹歯ブラシです。
使い古したら、ブラシ部分をピンセットで抜くか切り落とせば、コンポスト可能。

将来的にはブラシ部分も自然に還る素材にすることを目指しているようです。
1本350円(税込)。

MiYO organic

日本人の口腔サイズに合うよう、小さめのヘッドになっているのが特徴。
漂白剤・防カビ剤不使用で、超音波と紫外線での殺菌消毒も行われています。

1本319円(税込)と比較的リーズナブル。
プラスチックの歯ブラシと比較しても、そこまで高くありません。

どちらも持ち手部分は竹製、ブラシはナイロンでできています。

ほかに、豚の毛を使った天然素材100%の竹歯ブラシもありますが、1本800円以上するうえ、海外からの輸入になるので手が出しづらいのが現状です。

いつか竹の豊富な日本国内で、100%生分解できる歯ブラシができたら嬉しいですね。

*「生分解」は土に還ること。プラスチックは数百年経っても、土には還らず、劣化して「マイクロプラスチック」として自然界に残ります。他方、「生分解性」の素材は土に還っていきます。


竹歯ブラシをレビューします

現在、私はiHerbで購入した「Wowe ナチュラル竹歯ブラシ」を使用しています。
いくつか種類がありますが、活性炭入りのものがお気に入り。

パッケージは全て紙製。プラスチックゴミが出ないのが嬉しかったです。

海外製品なので、ヘッドが少し大きめですが、使っていても気になりません。
持ち手が太いので持ちやすく、触り心地も良いです。

ブラシが柔らかく、歯にフィットする感じがわたしは好きです。
硬めのブラシが好きな方は少し物足りなさを感じるかもしれません。

4本入りで約1200円なので、リーズナブル。引き続き使っていきたいアイテムです。


自分にも地球にも優しい竹歯ブラシを使ってみませんか?

ドラッグストアに行くと、ずらっと並べられたプラスチック製の歯ブラシを目にします。それらは手軽で安価ですが、環境問題を考えると少し気になるところ。

竹歯ブラシは環境に優しいだけでなく、抗菌作用があったり生産性が高かったりと魅力がたくさん。値段もそこまで高くはありません。

最近では、アメニティとして竹歯ブラシを取り入れているホテルもあるようです。ドラッグストアなど身近で手に取れる場所が増えたらうれしいですね。

そろそろ歯ブラシの替え時だなと思ったら、竹歯ブラシを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?


文/写真:古賀瞳


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