今日のエシカル:エシカルとは「選ぶ」こと

「今日のエシカル」は「エシカルとはなにか」を考えるコーナーです。

マンデラ
南アフリカの大統領になったマンデラ(右)
Frederik de Klerk and Nelson Mandela shake hands at the Annual Meeting of the World Economic Forum held in Davos in January 1992 Copyright World Economic Forum (www.weforum.org)

エシカルとは「選ぶ」こと。

「エシカル」をキーワードに活躍、生活されている方にお話を伺うとよく耳にする言葉があります。それは「エシカルって、選ぶことだよね」。たとえば、あまりに安いTシャツより、オーガニックコットンの洋服を選ぶこと。でも、そんな風に「よい方」がわかりやすい選択ばかりではありません。

もし、これから地産地消を進めようという時に、「地産地消のエコノミーを選ぶことで、地球の反対側で生産している貧しい人々の雇用が失われるのではないですか?」と問いかけられたら、なんと答えるべきでしょうか。

私たちの「エシカル消費」も、日々の行動の選択も、地球規模であちこちに影響を与えています。私たちにできることは、「正解」を「ロジカル」に公式化することではなく、その場面ごとに知識と想像の及ぶ範囲で考えて「選ぶ」ことなのでしょう。


最後にアパルトヘイト(人種隔離政策)と闘い、南アフリカの大統領となったネルソン・マンデラの言葉をご紹介します。

生まれてはじめて投票するまでに、七〇年以上待ちました。

ネルソン・マンデラ ブラム・フィッシャー記念講演にて 1995年6月9日


そう、投票も「選ぶ」ことでした。


参考書籍:『ネルソン・マンデラ 未来を変える言葉』セロ・ハタン+サーム・フェンター編、長田雅子訳、明石書店、2014

文:木村洋平