簡単に作れるヴィーガンキムチを紹介します。発酵食品であるキムチは、腸内環境を整え、免疫力を強化してくれます。
体が冷えやすく、風邪などのウイルスも活発になる冬。そんな冬におすすめなのが、キムチです。
キムチには、免疫機能を高める効果のある乳酸菌が豊富に含まれています。
今回は簡単に作れるヴィーガンキムチを紹介します。
一般的なキムチには小エビやイカなどの塩辛が使われていますが、ヴィーガンキムチは動物性食材や添加物は使用しません。ベジタリアンの人でも食べられます。
キムチは免疫力を高める栄養が豊富な発酵食品
キムチには乳酸菌やビタミンB群が豊富に含まれています。
乳酸菌は腸内で悪玉菌の繁殖をおさえ、腸内環境を整えるはたらきがあるといわれています。また免疫機能を活性化させる効果があることもわかっており、風邪予防にも効果的です。
ビタミンB群は代謝を促進し、細胞を活性化させます。なかでも、ビタミンB1は免疫細胞数を維持したり、活性化させる働きを持つ栄養素です。
また、唐辛子に含まれるカプサイシンは血行を促進します。体が温まるため、冬にとりたい成分の一つです。
ヴィーガンキムチの作り方
今回は、ヴィーガンキムチを作ります。
キムチは発酵期間が長いというイメージがあるかもしれません。しかし、今回紹介するレシピは発酵期間が最短2日。すぐに美味しいキムチが食べられます。
また動物性食材を使わず、家にあるもので簡単に作れます。
材料(1瓶分)
はくさい(約4分の1)、りんご(25g)、ショウガ(1欠片)、にんにく(2欠片)、だし用昆布(細切り、1.5g)、韓国製の唐辛子パウダー(40g)、お好きな甘味料(15g)、塩(適量)
砂糖やはちみつなど、甘味料はお好みのもので良いですが、今回は甘酒を使いました。
お好みで、にらを入れても美味しいです。
作り方
1.はくさいに塩をもみこみ、2〜3時間置いておきます。
2.はくさい以外の材料をボウルに入れ、混ぜます。
3.1のはくさいがしんなりしたら、軽く水洗いし、余分な塩を落とします。
4.はくさいの表面に2を塗るように、混ぜていきます。
5.密閉できるガラス瓶に入れ、常温で2日間発酵させます。直射日光は避け、なるべく冷暗所に置いておくのがよいです。
6.2日経ったら食べられる状態になりますが、加えて1週間ほど冷蔵庫に入れておくと、さらにおいしくなります。
はくさいは最初に一口大に切っておくと、混ぜ合わせやすいです。
にんにくの臭いや色が残るので、プラスチック製のボウルや保存容器は避けた方がよいです。
*本レシピはTOKYO VEG LIFE「ホームメイド・ビーガンキムチ」をアレンジしたものです。
自家製ヴィーガンキムチで免疫力を高めませんか?
キムチには乳酸菌やビタミンB群など、免疫機能を強化する栄養が豊富に含まれています。
風邪などを引き起こすウイルスの多くは、寒く乾燥した環境を好みます。冬はまさに、ウイルス等にとって絶好の季節なのです。適度な湿度を保ち、こまめな換気が大切です。
そして手作りキムチで体を温めて、寒い冬を乗り越えましょう!
写真/文:古賀瞳
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