発酵食品をとることで体がととのいます。季節の変わり目や調子をととのえたい時に、納豆、キムチ、チーズ、パン、ヨーグルトを食べたり、味噌や醤油などの調味料を使うことがおすすめです。

発酵食品は、体をととのえる効果があります。季節の変わり目や天気の変化が大きい時には、発酵食品をとってよく休むことがおすすめです。
いろいろな発酵食品
発酵食品には、いろいろあります。日本のものなら、納豆や味噌汁、漬物、日本酒、韓国ならキムチ、ヨーロッパやアメリカだとパン、チーズ、ヨーグルト、ワインなどです。
発酵とは、微生物によって起こる「人間にとってよい変化」です。たとえば、小麦と水が酵母によってパン種に変化します。一方、食べ物が古くなり、腐って食べられなくなるような「人間にとってわるい変化」は腐敗と呼びます。

発酵食品のメリット
発酵するとなにがよいのでしょうか? 食べものは発酵によって、栄養が増えたり、おいしくなったり、消化しやすくなったりします。長い時間、保存がきくようになったりもします。
また発酵食品には、抗酸化作用や整腸作用があり、体や心を若々しく保てます。そして生活習慣病を予防し、免疫力が高まるといわれます。

調味料も発酵食品を使ってみよう
料理をする時は、調味料に発酵食品を使うのもおすすめです。
和食では「さしすせそ」の5つの調味料が基本だといわれます。その5つは「砂糖(さ)、塩(し)、酢(す)、醤油(せ)、味噌(そ)」です。「醤油」は「しょうゆ」ですが、昔の読み方で「せうゆ」と読ませて「せ」になっています。
これらを使う時には、天然のもの、伝統的な作り方によったものを使うことが大事です。塩なら、国産の天日塩や釜で煮詰められたものがよいでしょう。沖縄、九州、四国や能登の塩は有名です。
醤油は木桶や樽(たる)で作ったもの、味噌なら有機や時間をかけて発酵させたものなどです。
買う時には、値段とのかねあいを見ますが、一般的なスーパーでも天然のもの、伝統製法を取り入れたものは売っています。大きく値段が変わらないこともあります。うまく選びましょう。

まとめ
「体の調子をととのえよう」と思った時には、発酵食品を食べたり、発酵をとりいれた調味料を使って料理することがおすすめです。心身をいたわって、食べる時間を楽しみたいですね。
文:木村洋平