手頃なフェアトレードコーヒーを探しに、ちょっとそこまで(となりのエシカル)

コーヒーは毎日の生活に癒しや元気を与えてくれます。今回はエシカルなコーヒーとして、フェアトレードコーヒーを身近な場所に探しに行きました。

フェアトレードとは?

近年よく耳にする「フェアトレード」という単語は、「公正な貿易」を意味します。

フェアトレードは、発展途上国で作られた商品を適切な価格で取引し、生産者が不利な状態にならないようにするためのもの。

ふだん私たちが安い値段で高品質なものを使用できるのは、生産者が劣悪な労働環境で、安い賃金で働いているから、ということも多いのです。そんな生産者の生活を守り、人間的なものにするために、フェアトレードは大切な考え方です。

フェアトレード商品を選ぶ際は「認証マーク」を探しましょう。「FAIRTRADE」と書かれているので、見つけやすいですよ。


コーヒーにおけるフェアトレードとは?

コーヒーは豆1kgが約40円で売買されるなど、生産者との不適切な取引は以前から問題となっており、フェアトレードコーヒーの購入を促進する動きは全世界で広まっています。

国際フェアトレード基準では、生産者の生活を守るために必要な「フェアトレード最低価格」が決められています。コーヒーの値段はNYとロンドンの国際市場で決められますが、市場価格がどれだけ下落しても、輸入者は最低価格を守らなければいけません。


フェアトレードのドリップコーヒーを探しに行こう!

今回フェアトレードコーヒーを探しに行くのは、どこにでもあるコンビニやスーパーです。家で過ごす時間が増えているので、ドリップパックや豆を購入したいところ。

セブンイレブン:フェアトレードコーヒー170g

まずは、コンビニへ行ってみました。セブンイレブンではプライベートブランドとして、2019年より国際フェアトレード認証を受けたコロンビア産のコーヒーを取り扱っています。酸味と苦味のバランスのとれた味わいが特徴です。

セブンイレブンでは、コーヒーの他にもフェアトレード認証を受けたハイカカオチョコレートも販売中。身近なコンビニでフェアトレード商品が買えるのは、とっても嬉しいですよね。


トップバリュ:フェアトレード グアテマラブレンド レギュラーコーヒー

続いて向かったのは、イオンです。ここでもフェアトレードコーヒーを見つけることができました。

今回購入したのは「フェアトレード コロンビアブレンド」。「アンティオキア生産者協同組合」のコロンビア豆と「カゲラ生産者協同組合」のタンザニア豆がブレンドされています。ドリップコーヒーが税込267円、レギュラーコーヒーは税込457円とお財布に優しい価格。

程よい苦味と酸味で、とても飲みやすかったです。


KALDI:ウーマンズハンド フェアトレードブレンド

最後に向かったのは、輸入食品を数多く取り扱うKALDI(カルディ)です。

KALDIで取り扱っているフェアトレードコーヒーは時期によって異なりますが、私が訪れた時は「ウーマンズハンド フェアトレードブレンド」を販売していました。軽くすっきりとした味わいを持つこのコーヒーは、グアテマラの女性たちが育てた豆であり、女性の自立への懸け橋となっています。

KALDIでは、他にも渡り鳥の生息地を守る「バードフレンドリー認証」を受けたコーヒーや貧困問題の解決と麻薬撲滅のための「ドイトンコーヒー」も販売しています。


まとめ

今回は、コンビニやスーパーでフェアトレードコーヒーを探してみました。

少し前まではフェアトレードコーヒーは高級スーパーやコーヒー専門店で買うしかありませんでしたが、少しずつ身近な場所でも手に入るようになってきました。

毎日のコーヒーをエシカルなものするだけで、気持ちもハッピーになりますよ。次にコーヒーを購入する際は、フェアトレードコーヒーを選んでみてはいかがでしょうか?


文/写真:古賀瞳


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