社会課題と向き合う IMPACT SHIFT(インパクト シフト)2025 のレポート

社会課題に向き合う人が集まるイベント IMPACT  SHIFT 2025(開催:3月1日, 2日。京橋エリア)のレポートです。ステージ、ワークショップ、ブース出店について報告します。


社会課題に向き合うイベント

IMPACT SHIFT(インパクト シフト)2025は、社会課題に向き合う人たちが、起業家、企業、NPO、官庁、自治体まで幅広く集まるイベントです。3月1日、2日の二日間、東京・京橋エリアで開催されました。

来場者は、2日間でのべ 約2000名だったとのこと。


インパクトとは?

「インパクト」という言葉は、「社会的なよい効果」という意味です。「社会的インパクト」や「インパクト投資」といった使われ方をします。気候変動や社会課題の解決に対して明確な目的を持って、その達成に向かう活動、事業等を指します。

この分野にはいろいろな言葉があり、「エシカル」「サステナビリティ」「ソーシャルグッド」「ESG」「SDGs」なども「インパクト」に近い意味で使われています。つまり、社会課題を解決し、環境や人権に気を配り、プラスの効果をもたらしながら、ビジネスや行政、投資、非営利の活動や国際交流をすることです。

mymizuのポスター。給水機の横に
mymizuのポスター。給水機の横に


会場

会場には、5つのステージ(セミナー、パネルディスカッションなど)で37のセッションがおこなわれました。社会起業や官民の支援のあり方、事例の紹介など、エシカルやサステナビリティにかかわるテーマが盛りだくさんでした。

また、ジャンルを問わず出展できる「出展ブース」のコーナーがあり、さまざまな団体の人と交流できます。企業、NPO、自治体、任意団体など多様な団体が出展していました。

そこには「寄付」コーナーもあり、参加費の一部を500円の紙チケットで受け取り、出展されているNPOの方々を気軽に応援できる工夫が見られました。寄付チケットは追加での購入も可能でした。

そのほか、聴覚や視覚などの感覚が過敏な方が休める場所も設置されていました。

さまざまな感覚が過敏な方のための休憩所


ノーハラスメント宣言

イベント全体に対して「ノーハラスメント宣言」が作られ、事前に共有されていました。

参考:IMPACT SHIFT 2025 ノーハラスメント宣言

閉会式の様子


まとめ

エシカルやサステナビリティで、リアルに集まれる場は貴重です。こうした大きなイベントでは、さらに業界やジャンルの枠を超えて、話したり学んだりできます。

リアルですと、空気を共有できますし、主催・運営側の工夫やがんばりもよく伝わってきます。みんなで横のつながりを作りながら、いっしょにやっていこうと思えます。


取材/写真/文:木村洋平